横浜の西瓜と柚子
買い物以外の楽しみといえばやはり神社(笑)。
横浜方面で以前から気になる神社…それが磯子区の岡村天満宮。
道幅狭く、アップダウンの激しい坂道をすり抜けようやく到着。
境内には幼稚園もあり、どこかほのぼのした雰囲気。
そんな神社の何が気になっていたのか?…コレです。
両手を横に広げた特徴あるスタイルと、赤と緑の2種があることから
その名がついた【西瓜天神/すいかてんじん】。
天神さまの土人形は数あれどこのデザインは珍しく、郷土玩具コレクターの中では
かなり有名。ここ岡村天満宮で授与されています。天満宮ゆえにモデルはご存知
【菅原道真/すがわらのみちざね】、学問の神様です。
赤、緑揃っての西瓜天神ですが、ココに来る前買い物しすぎた為、緑のみ購入(悔)。
この西瓜天神、一時は姿を消しましたが、神社の神職さんや保育園職員さんたちの
協力により見事復活。そして現在も受け継がれているとのコト。
背景にある美しい人間模様を知ると、さらにハマッテしまうのが郷土玩具の世界。
そして天満宮、天神さまといえば…もしかしてアノ郷土玩具も…?
出た!天神さまゆかりの【鷽/うそ】。
こちらで授与される鷽の正式名称は【梅枝鷽守り】。
これまた天神さまゆかりの「梅」とがセットになってる珍しいタイプでした。
東京のように初天神のみ授与…というわけではなくこの時期も授与されているようです。
偶然の出会いでちょっと得した気分。
その後は境内をウロウロ。
コチラも天神さまゆかりの牛。たわむれる少年たち。
岩を削りだした獅子。
何かすごいモノ発見!
話に聞けば、どうやらこの町は歌手の【ゆず】ゆかりの地…というか地元らしく、
境内の幼稚園はどちらかの方が卒園したそうです。この油絵はもともと横浜の松坂屋に
飾られていたモノでしたが、2008年の閉店に伴い岡村天満宮の境内に移ってきたという
経緯があったらしい…なるほど~、多分ファンにとっては有名(?)なんでしょう。
神社の境内に巨大な絵画、しかもご当地アーティスト。
一見普通の神社かと思いきや、結構アバンギャルドな空間。
横浜のちょっとコアなスポット。ショッピングと中華街にマンネリを感じだしたら
君を自転車の後ろに乗せて、ブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり
参拝に行ってみたらどうでしょう?
※ちなみに神社から下っていく道路の最後の建物が交番。
歌詞通りに二人乗りしてハシゃいでたら怒られます、たぶん。