この飾りは盆棚を中心にして、左右に飾ります。色もさまざまあるのですが、
ここ市原市、および近郊地域では、蓮華の色を購入する人の
好みで選んでいい…というワケではありません。
故人との関係において、贈る蓮華の色が決まっているのです。
- 銀色 / 施主が用意します。
- 赤色 / 子供など身の深い親族が用意します。
- 金色 / 子供など身の深い親族が用意します。
- 地域により施主が用意する場合もあります。
- ※金色の蓮華は市原市ではあまり見かけません。
- そして、この蓮華には【白色】もあるのですが、
- これは葬儀用で、
- 市内にある大手の葬儀屋さんなんかは、
- 「お盆にも使えますから…」と白蓮華の購入を勧めているようですが
- …売上・効率重視で本当の意味を理解していないのでしょうか??
- 蓮華に限らずお葬式に色が付いていない飾りモノを使用するのは、
- 「突然のことで、何も用意できませんでしたが…」という意味合いが含まれます。
- なので葬儀用の飾りに、過剰な装飾が施された飾り物などを用意してしまうと、
- (仮にそれが善意で行ったコトだとしても)
- 「この日のために用意して待ってましたよ…」
- という裏の意味を含みます(゜ロ゜lll;)
- 今度はお盆の場合。新盆は最低でも四十九日を過ぎてから行われるので、
- 「時間も経過して心の整理もついたので、彩りを添え飾らせていただきます」
- という意味を込め、色のついたモノや装飾が施されたモノを使用します。
- これを飾りけのない白木や白の飾り物で用意した場合、
- 「時間はありましたが、特にこれといって用意はしません」
- という裏の意味を含みます((((゜ロ゜lll;))))))
- そんなわけで、もしお盆に飾ろうとしていた蓮華が白だった場合、
- あらためて銀蓮華を用意しましょう…もしくは、
銀色スプレーで着色してしまう!!
- という裏技もあります(笑)←意外と簡単ですよ
- この際、意味も理解して、正しいお迎えの仕方を心がけてくださいね。