ひな飾りの名脇役 ~雪洞(ぼんぼり)~

ひな飾りの名脇役の第二弾は、ひな飾りの両脇に飾られる【雪洞/ぼんぼり】について。

ぼんぼり

ひなまつりの唄にも出てくるアレです。いわゆる昔の照明器具になるわけですが、
なんでひな飾りに照明器具が??

ひな飾りは「結婚式」がモデルとなっているのですが、ひな祭りが盛んになった
江戸時代、結婚式は亥の刻、今で言うところの22時ごろに行われるのが一般的
だったそうです。そのために照明器具は必要不可欠だったというわけなのです。

ぼんぼりの語源は「ほのかに」という意味の「ほんのり」という言葉が転化したという
説が有力で、その灯りが、やわらかく、ほのかであったことを表現しています。

また漢字で書くと「雪洞」という当て字が使われていて、雪のかまくらの中の灯りが、
ぼんぼりのほのかな灯りと似ていたことに由来するからでは?と考えられています。
なんとなく日本の美しい情緒が漂いますね。


コチラも昔の照明器具のひとつで【燭台/しょくだい】とよばれるモノです。
燭台

ぼんぼりよりもスッキリした印象を受けます。ミニマムな感じでひな飾りが
モダンなイメージに変わると好評です。


通常これらの照明器具は「コード付き」が一般的ですが、
「飾りやすい・ひっかからない・見栄えがきれい」というわけで
現在、当店では9割以上【コードレスの電池式】になっています。
電池

コード付に比べると、若干暗いのが難点でもありますが、
それ以上にメリットのほうが大きいので絶対こちらがおススメです。
(※木目込人形セットなど、一部あかりがつかないモノもあります)

またその産地もいろいろありますが、ちょうちんの有力産地でもある
岐阜はぼんぼり生産も盛んで、その品質・技術はお墨付き。
付属品までこだわる方なら【岐阜産ぼんぼり】がおススメです。

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