沖縄ぶらり旅 ~郷土玩具~
行きたかった窯元、ガラス工房がまだ何ヶ所かありましたが、
滞在期間の関係上、今回は泣く泣く断念…。読谷村には他にも
読谷山花織・読谷山ミンサーなどの美しい織物も存在しており、
これは次回までのお楽しみというコトとなってしまいました。
…いつだろう?
自分たちが必要とするモノは自分たちでつくる。自給自足の理念のもと、
なにげない日常生活の一部だったはずの行動がいつしか文化となり、
さらには誇り高き職人さんたちの技術や努力が「美」を生み出す。
やはり伝統の手仕事が残っていくというのは日々の積み重ねの結果なんだ…
というコトを見たり聞いたりするなかで、改めてモノづくりの真理を
感じさせてもらいました。
「一度その歩みが止まってしまうと、なかなかもとに戻すのは大変…
考え方が変わっちゃうし。」という職人さんの言葉には伝統を担う
責任感のような重みがありましたね。
異業種とはいえ手仕事の工芸品を生み出す職人さんたちとの交流は、
今後の日本文化や伝統を学ぶうえで、たいへん刺激を受けました。
手仕事の工芸品がココまで残る沖縄ですから、みやげものとしての
郷土玩具なんかも面白いモノがありましたよ。
那覇市内のおみやげ屋さんで扱うモノの中には、俗っぽくて面白みのない
粗悪品も見られますが、それらに混じって沖縄に古くから伝わる手仕事の
郷土玩具として有名なのがコレ。
【ハブグワー】とか【指ハブ】とよばれるコチラの玩具。沖縄の植物である
クバの葉やアダンの葉などを編み込んで作られる沖縄伝統のおもちゃ。
ハブの口に指を突っ込むと、外し方を知らない人はどうやっても外せなく
なってしまうんです。焦って引っ張れば、どんどん締まっちゃう。
子供たちの遊び道具としてだけでなく「…アレ?アレ?」と
焦る大人の姿を楽しむためのおもちゃでもありますね(笑)。
空港とかでも手に入り値段は¥200~500くらい。
手軽なおみやげとしておススメです。
あとシーサーの置物なんかも定番みやげのようですが、せっかくなんで
よくある感じのモノじゃない面白いやつを発見してまいりました。
コチラは陶芸家・山田義力さんが制作するシーサー。
なんとも愛くるしいフォルムと表情がツボ。¥2,000~3,000くらいだったはず。
他にも【琉球張子】という郷土玩具があり、那覇市内のとある工房さんへ
行きたかったんですが、これまた次回までお預けとなってしまいました。
…いつだろう?
実は今回の旅で、なんとか探しだそうとしていた郷土玩具がありまして…。
店頭販売しておらず、沖縄の人達ですら馴染みがないという、
まさに知る人ぞ知る的存在。
案の定、どこいってもないのは当然なんですが、那覇市でふらり立ち寄った
民芸店で情報を入手!!すぐさまその作り手さんへ連絡し、わがままな私のために
なんと制作していただけるコトになったんです!いや~ありがたい!!
後日郵送にて送られてきます。
まだ時間がかかりそうですが、到着したら必ずや
ブログで紹介させていただきます。あ~待ち遠しい。
~つづく~