青森県・櫛引八幡宮所蔵。後村上天皇より南部信光が正平22年(1367年)に拝領し、跡を継いだ光経が応永18年(1411年)に櫛引八幡宮に奉納したとされる。鎌倉時代後期から室町時代前期に流行した様式で、重ね着した装束の裾先(=妻の部分)が翻る際の美しさを連想させることがその名称の由来。現存する褄取鎧の中で胴・兜・袖のすべて揃っているのはこの一領のみで、日本の甲胄史における至宝のひとつとして歴史的にも極めて貴重な存在である。
五月人形 奉納鎧 / 鈴甲子雄山 / 国宝 白糸威褄取鎧 5分の1
333,000円