五月人形 / 壱三 / もののふ童 英雄見参 上杉謙信
― もののふ童 上杉謙信 ―
躍動感あふれるポーズに個性がキラリ。シンプルながらも味わい深い五月人形 "もののふ童 英雄見参 上杉謙信" のご紹介です。
お顔
日本人形特有の「大人の美しさが漂うお顔」とは対象的な「柔らかそうでかわいらしい幼子のお顔」を表現しました。「あれ?うちの子に似ているかも??」と、毎年店頭でもご好評をいただいているお顔の表情は、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手描きで仕上げています。
口、鼻、耳、目のまわりにぼかしを入れながら立体感をだし、表情の核となる目には6種の色を使い、極細の筆で描かれていきます。完成したお顔には個体差があるため、「世界にひとつだけ」という特別感が得られることもまた人気の理由になっています。
鎧・兜
身につけている甲冑の精巧さにも注目です。その制作は名門甲冑工房 鈴甲子雄山によるもので、本品は太陽と月をあわせた日輪弦月の前立で有名な「上杉謙信の甲冑」を基に制作しています。
再現したのはこの甲冑
本作品は現存する甲冑をモデルとして制作しています。
山形県指定文化財 紫糸威伊予札五枚胴具足
-上杉神社所蔵-
7歳より戦場に赴き初陣は14歳。その活躍は"天成の戦巧者"として世に広く知れ渡り、戦功だけでその地位を築いた極めて珍しい武将。天才的な戦術家として今なおその人気を博しており、そのスマートなイメージを裏付けるがごとく、装飾よりも機能美を優先させた胴丸ベースの飾り気のないシンプルな甲冑である。兜の前立は太陽と月をあわせた意匠で「日輪弦月前立」とよばれている。
時代劇やアクション映画、漫画やアニメなどに見られるさまざまなポーズを研究し、試行錯誤の中から生まれたこの姿。厄や災いから生まれてきた男の子を守ってくれそうな頼もしさがありますね。
また、この鎧兜がつくられた時代の糸の通し方(素懸威/すがけおどし)にまでこだわるなど、造形の美しさだけでなく時代考証まで行う心遣いに、職人の丁寧な仕事ぶりが感じられます。
可愛さだけの五月人形に物足りなさを感じるお父さんにも満足していただけることでしょう。大きくなった男の子も興味が湧くこと間違いなしです。
主役をより美しく演出
人形をより美しく際立たせるために存在する周辺のお道具類。なかでも屏風や飾台は、全体のイメージを左右するほど重要な役割を担っています。
「主役の存在感を損なわずして、より魅力的な空間を演出するためのものづくりを」
そんなテーマと向き合いながら、職人は日々絵柄の構図や配色、そして質感に至るまで試行錯誤を繰り返し、卓越した技術をもって美しい製品をつくり続けています。
人形本体に注目が集まるよう限りなくシンプルな構成に。衝立中央部にはアクセントとして「青海波紋様(せいがいはもんよう)」が描かれています。青海波とは末広がりの波の造形。そのかたちが連続した模様を青海波紋様とよび「絶え間なく続く繁栄と幸福」を意味する縁起のいい吉祥文様とされています。
華美な装飾を排して構成されたシンプルモダンな台屏風。節句人形職人ユニット 縫nui"の一員としても活躍する木工師兼デザイナー、畑口ツトム氏が制作を担当しています。
かわいらしさと男の子らしさが調和されたジャパンクオリティの五月人形を傍に、末永く端午の節句をお楽しみ下さい。
商品詳細
作者・工房 | 壹三(いちぞう) |
生産地 | 千葉 |
サイズ | 台・屏風付き:間口25 × 奥行28 × 高さ40 cm 人形本体のみ:間口20 × 奥行20 × 高さ22 cm |
本体仕様 | ■人形:樹脂製 ■甲冑:鈴甲子雄山作 正絹糸威 純金鍍金前立 樹脂鉢 真鍮胴小札 |
屏風 | 木製衝立(青海波文様) |
飾台 | 木製飾り台 |
弓太刀 | - |
お道具 | - |
付属品 | ■お手入れセット(毛バタキ・手袋・クロス) ■作者立札 |
注意事項 | ■手作りのためサイズや形状、色合いが各々多少異なります。 ■ご使用のモニターにより、実際の色と異なって見える場合がございます。 |
作者・工房について