コレクション:
日本の伝統色で彩られた五月人形
禅zenシリーズ "和美彩美wabisabi"
伝統色。それは日本の豊かな自然環境と四季折々の変化を反映し、日本人の感性の豊かさや鋭さから創出された色。
1,100余数えられる伝統色には、自然界に由来するものだけでなく、内面的な心情を含むものや日本の工芸や芸能にまつわるものなど実に様々な名称がつけられています。
五月人形 "禅zen" の新シリーズ ”和美彩美wabisabi”では、伝統工芸士が制作する "甲冑の美" だけにとどまらず、伝統色の美しさや配色にも焦点をあてた鎧飾りです。原色とは異なる奥ゆかしい色味や情緒的な名称は、優れた色彩感覚と感受性を持ち合わせる日本人だからこそより美しく感じられるはず。
彩り豊かな五月人形を守護神に、端午の節句とご家族の思い出に彩りを添えてみてはいかがでしょう。
"禅zen"シリーズ
華美な装飾をできる限り控えた穏やかな様相を「禅の精神」になぞらえ誕生した"禅zen"シリーズ。主張し過ぎずも存在感を放ち、お子さまの成長を末永くそっと見守り続けてくれますように…そんな思いから誕生した五月人形です。
依頼した作り手はこちら
本企画に際して制作を依頼したのは、コンパクトサイズの甲冑づくりと色鮮やかな色彩表現に定評のある経済産業大臣指定伝統工芸士 朝比奈朔太郎。
威糸の選定、配色パターン、各パーツの仕様にいたる細部までを初期段階から何度も話し合いを重ねることで実現した企画です。
「伝統色ではあるけれど、どこか新鮮みを感じさせる甲冑にしたい」という老舗人形専門店と伝統工芸士両者の意気込みを感じていただければ幸いです。
▲ 埼玉県越谷市にある朝比奈さんの工房にて